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電解質とアシドーシス、そして透析再導入①

Category透析再導入


電解質とはいわゆるペーハー(pH)ですが、検査名としては大抵[血液ガス]となっています。

血液ガスを定期的に検査するのも、透析患者においては必要だと思います。


腎臓には血液を濾過して体内に不要なものを尿にして排出する働きがありますよね。

そういった濾過→排出の役割の中で、乳酸・硫酸・リン酸などを分解し水素イオンにして尿として排出し、また糸球体で重炭酸イオンを再吸収し水素イオンのバランスを保つ働きもするんですね。

ところが腎機能が低下すると、このバランスがうまく取れずに水素イオンが排出されません。


水素イオンはどこへ行くのか?


体内に溜まります(´・_・`)


不要物の排出がうまくいかないので当然です。



で、この水素イオンが排出されずに体内に溜まった状態が[代謝性アシドーシス]ということです。



代謝性アシドーシス。



この場合、要するに酸が体の外に出ていかないことで起こる代謝性アシドーシスですね。
(代謝性アシドーシスの原因は腎不全にかぎりません)

腎不全の場合、腎臓から水素イオンH+(酸)が排出されないので、体の中に酸が溜まりアシドーシスになるのです。



まとめますと、代謝性アシドーシスになるまでの過程として体内で以下のような反応が起こっています。

○腎臓からうまく水素イオン(H+)が排出されない

→水素イオン(H+)が過剰に溜まる。
(この状態がアシドーシス)


で、さらに体内ではこんなことになっていきます。

→増えすぎた水素イオン(H+)を減らそうと重炭酸イオン(HCO3-)と水素イオン(H+)をくっつけて二酸化炭素(CO2)にしてしまわなくっちゃ!
という動きがでてきます。

二酸化炭素(CO2)にしてしまえば肺から呼吸で排出できるからですね。


で、この肺から出しちゃえ作戦をしまくった結果どうなるかというと、いくら頑張って二酸化炭素(CO2)に合成して肺から出しても、腎不全の場合は水素イオン(H+ )は次から次へとどんどん溜まる。

そのうえ、水素イオン(H+)と結合させるための重炭酸イオン(HCO3−)を使いすぎてこれが不足してきます。


ということで、代謝性アシドーシスの人の血液ガスの検査データはその状態を反映したものとなります。


[正常値]

○pH ・7.35~7.45

○HCO3- ・22~26 mEq/L


[代謝性アシドーシス]

○pH < 7.35

○HCO3- < 22mmHg



まさに私が↑この状態です。
さいわい(⁈)なことに、透析をするたびに電解質は調整されるので、重篤なことにならずになんとかなっているのですね。

アシドーシス、うっかり放置すると急激に電解質アンバランスを起こして死ぬこともある病気ですから、侮れません。

死なないまでも、身体が酸化しているわけですから、色々と病気や体調不良を招く元になります。




ところで、私がお世話になっているクリニックでは、血液ガスを検査してもらった記憶がなく、2ヶ月ほど前にMEさんに頼んだらすぐに採血して結果を持ってきてくれました。

どういうことかと言うと、透析システム本体が設置してある機械室でpHを測れるようになっているらしく。
頼んだので特別にササーっとやってくれたみたいです。

その時のデータがはっきりと代謝性アシドーシスを示しておりました。
重炭酸イオンもpHもどちらも少ない。

pHはたしか 7.333 みたいな(´・_・`)



またしても血液検査がしてもらえないという情けない話になってしまうのですが、ホント、こんなに血液検査をしないで医療者として不安はないのかと質問してみたいです。


以前かかっていたクリニックの院長は、検査票はもちろん図や式を書いてまで代謝性アシドーシスの説明をしてくれたので完全に脳みそに刷り込まれ、未だに何の資料もなくスラスラと説明できます。

クレアチン4で最初に透析導入した時から代謝性アシドーシスがあることを知らされていたので、今のクリニックに通いだしてもう6年目だし、たまにはチェックぐらいしたいと思い、この前頼んだらあっさり調べてもらえたという・・・(^◇^;)

まー、治ってはいなかったのがわかっただけでもよかったです。
何事も意識をもつのは大事。



導入したクリニック。
先生とはそれほど歳も離れていなかったせいか友達のようにケンカしたり議論したり、歴史の話や宇宙の話までしたりしたなー。

仕事しながらの夜間透析だったので、夜やっとヒマになった先生がよく私のベッドの隣に座り込みに来て、なんだかんだと本当によく語り合った。
議論から発展してしょっちゅう大声だしてケンカしてたけどもね^ - ^

戻れるものなら戻りたいですが、訳あって大阪に引っ越してきてしまったので、それはちょっと無理なんですよね。





大阪へ来る直前頃は2週間に1度しか透析していませんでした。

先生いわく
「透析液を身体に通すだけでアシドーシス治るから」
ということで、ダイアライザーは1.2、QB120、2時間半、という・・・最低限の透析をしてもらっていました。


「透析、いったんやめてもいいデータだけどもね、けどアシドーシスがある以上、月に1度でいいから続けたほうがいい」

先生はそう言っていたのに、ある「熱意」に取り憑かれてしまった私は、先生のもとを離れて大阪へ来て数ヶ月で、一旦離脱を決意したのでした。

しかしそれからたった2年半後、そんな「熱意」などイミフでしかなくなる事態が起こります。

透析再導入です。




風邪がなかなか治らず、横になったら息ができないのに「鼻が詰まってるせい」という思い込みをしていて、ある日、まる2日も座ったまま寝落ちでしか寝ていないことにやっと気づくのですね。

奇しくもその日は誕生日で結婚記念日でσ^_^;


こ、これは。。
誕生日で結婚記念日の日にマトモに息ができないとか。。
うーんムカつくなぁ( ̄ェ ̄)
(↑ていうかとにかく変だから、と自分に突っ込む)


ようやく緊急事態と脳が理解したのは、救急車が到着して玄関まで出て行こうとした時で、
いちおヒト様に会うので鏡に顔を映したのですが、

えっ、、Σ(゚д゚lll)


ど、どなたさま?


見たことのない顔が鏡の中にありました。


救急車を呼ぶ時に訴えた内容は こんな感じです。

「身体を横たえると息ができないのでもうまる2日座ったままです。歩けるとは思いますが、トイレ行くたびにちょっとふらふらします」

大病院の腎臓内科にかかっていたので、病院は指定しました。




あの時はほんと、しんどすぎて何が何やら理解できていませんでした。

というか、私は離脱前の透析していた6年間も離脱中もずっと健康な人と同じくらい尿がでていたのでした。
なので、水分が肺や心臓に溜まる経験がまったくなかったのですね。

経験則にないせいで、横になると息ができないという症状が水が溜まっているからだということを想像すらできなかったので、救急車を呼ぶ状態になるまで気づかなかった。

あと「まさか」と腎機能の悪化を否定していた要因に、尿が止まっていなかった、というのがありました。

止まるどころかじゃんじゃん出ていたので、風邪で寝込んで鏡も見ない外出もしない生活の最中で、「まさかね」と思っていた。

実際は、身体に溜まる水分が限界にきていて、腎臓というか膀胱から溢れだすような感じで尿意があり、それで頻繁にトイレに行っていただけでした。


それにしても、私は身体にあまり変化を感じなかったので、それも気づくのが遅れた原因でしょうね。
未だにむくんでもわかりにくい身体です。

その頃普段は、というか風邪を引く前の体重は47~48kgぐらいでしたが、救急車で運ばれた時に計った体重は55kgでした。

一見7~8kgしか増えてないようですよね。

けど違うんです。
風邪を引いてからというもの、ほとんどお茶とかミネラルウォーターとか、ほとんど水分しか身体に入れていなかったので、カロリーとっていなくてかなり痩せていたはずなんです。

おそらくは、42~43kgあたりまでDWは減っていたでしょう。
1ヶ月近く風邪をこじらせていましたから。

つまり水分は12kg以上は溜まっていたと思います。

どんどん痩せていきながら水分ばかり補給して身体に溜めていて、溜める限界を超えてしまってから、ひと口飲むたびにトイレへ走るということになっていたのでした。

まだ少し腎機能があったからそんな中途半端な状態になったのでしょう。

今思い返していても、なかなかに訳がわかりません(笑


懐かしいです(←違

これが2012年の1月のことでした。
(後半につづく










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