のらねこミロさんの出産から1ヶ月半ちょっとでしょうか(子猫の状態から推察して)、5匹の子猫たちはすくすくと育ち、今や木登り遊びまでできるようになりました(≧∇≦)/
ま、子猫はいいんですよ。
見たところ病気もなさそうだし、5匹ともいつ見ても元気いっぱいです。
気になるのは……母ネコのミロさんです。
初めてファミリーを見た時に撮った画像と、そのたった2日後に撮ったものとを比べても歴然としているのですが、ミロさん、また一段と痩せてきているのです(。・ω・。)
(5月17日木曜日)

(5月19日土曜日)

(ノω`)
もうね、昨日見た時には、またさらにちっちゃくなってしまっていて……かわいそうなくらいガリガリなんです。・゚・(ノД`)・゚・。
朝ごはん担当のおばあさんがまるにゃんに言いました。
「赤ちゃん産んでるのを最初に見つけた時、もう本当にガリガリで……まだ子猫は目が開いたばっかりくらいやのに、このままじゃこの子も赤ちゃんも生きられへん思たんよ」
(;_;)
だから、のらねこに食べ物を与えちゃダメなのは重々承知なんだけども、どうしてもごはんをあげずにはいられなかった、と。
そのうち、老親子や焼き鳥屋のおじさんなどが通りかかり、やはりおばあさんと同じ気持ちから、ミロ一家の食べ物の世話をし始めたのだと。
けどとにかくね、ミロさんのげっそりぶりがひどいのです。
ごはんが少ないのか? と言えば、乳飲み子を5匹も抱えた母ネコには、たしかに十分ではないかもしれないです。
というのも、ミロさんと子猫たちは小学校の敷地内の片隅にある物置の下に居着いているのですが、小学校をぐるりと囲んでいるコンクリートと金属の頑丈な柵にさえぎられ、
つまり、柵の隙間からしかごはんをあげられないっていう事情があるのです。
すぐ近くに正門があるので、柵の内側へ行こうと思えば正門を入ればすぐに行けるのですが、
しかしこのご時世、小学校の敷地内に勝手に出入りしたりすれば、警察に通報されかねないですからね( ΦωΦ )
でね、子猫を発見してからのこの1ヶ月というもの、おばあさんたちはみんな柵越しに、しかも学校関係者に見咎められないように素早くごはんをあげて、食べ終えた残骸など残さないように片付けもして、とにかく長居できない感じでさっさと去らなければならない、っていう状況できたのらしいです。
見つからないように、っていうのは、やはり小学校ですからね、猫が住み着いていて、その上餌付けしている人間がいる、、、という状況は「保健所へ通報」に直結しますからね。
だって誰にも何も言われてはいないまるにゃんでもですね、何か食べさせるにしても、「置いていく」ことはできない、と思い、ネコたちが食べ終わるまでいて、お皿など片付けてからでないと立ち去れないわけなのですよ。
お皿にたくさん置いていくことができるなら、そうしたいんですけどね。
あと、柵の中と外とで猫たちとやりとりしていれば、通行人が何事かとかならず見に来るのです。
それは=目立つことだし、「保健所」につながることなわけで……、
だから短時間でできるだけたくさんたべさせ、さっさと去らなくてはならないのです。
とにかくおばあさんたちは、悩みながらも、ガリガリのミロと子猫たちを見捨てることがどうしてもできなくて、この1ヶ月、罪悪感と「猫たちが見つかって、学校が通報して保健所に連れていかれるかも」という思いでヒヤヒヤしながらごはんをあげつづけたのだそうです。
だけどね、まるにゃんもじっさいにミロさんにおやつをあげてみて気づいたことなんですが、ミロさんは柵に近づいてくれるのでごはんをあげられるのですが、子猫たちは小さすぎてコンクリートの上の柵の所まで背が届かないし、
近くまで来させるのも至難の業なんですよね。
なので、子猫たちにはなかなかうまくごはんをあげることができないのです(ノω`)
ということで、結局はミロさんのお乳をまだ子猫たちは主食にしているのだろうと推測できます。
このところ大きくなってきた子猫5匹ぶんの母乳を出すためのミロさんのごはんが、もしかしたら(いや、絶対的に)足りていないのだろうな、と思うのです。
かと言って、ミロさんの身体の負担を軽減させるためには、小学校の正門から入って子猫たちのそばに行ってつきっきりで食べさせる、というようなことが必要となり、、、
でもそんなことはできないので、短時間でミロさんにできるだけたくさん食べさせる、というのが、おばあさんやまるにゃんにできる最大限なことで……、
つまりミロさんは、子猫たちとそろそろ離さないと、このままじゃ生命維持が心配になるような感じなのです(。・ω・。)

でもそこはやはり、まるにゃんよりずっと早くからミロ一家を助けてきたおばあさんたち。
やはり自分たちも猫を飼っていたり、過去に飼ったこともあるし、やはり常識ある立派な大人の方々なのでした。
まるにゃんが、カネカネ言うだけのエセ動物愛護団体に激おこぷんぷんなのとかどうでもよろしおす\('ω')/……って感じなんですよね。
おばあさんや老親子さんは、
「ただ餌やりするだけでは無責任すぎる。子猫だけでもちゃんと保護して責任をとらなければ∠(・`з´・)」
と真剣に話をすすめていたのですよ、ずっと。


けど「おそれていたこと」は起こりました。
まだどのように保護するか具体的になっていなかった先週、小学校の用務員さんがミロ一家をみつけ、「保健所へ通報した」ということを、おばあさんは言われたのだそうです。
ごはんをあげていたんでしょうね。
そこへ用務員さんがきて……(。・ω・。)
まるにゃんそれはおばあさんと話をした運転士さんから聞きました。
ちなみにですね、
動物愛護団体とか動物保護センターとか、日本の(大阪の?)それら、まったくアテになりません(`・ω・´)ムッキー!
まるにゃん何件か電話をかけて状況を訴え、助けてくださいとお願いしたのですが、
「1匹1匹の去勢手術と何種類かの予防接種の費用諸々は全額負担していただくようになりますが……」
ってね( •̀ω•́ )

真っ先に費用のことを出してくるようなエセなヤカラばかりでした。
呆れ返ると同時に、「費用をだせば本当に子猫たちをちゃんと保護した上で里親探しをしてくれるのか」を信じることができない、と思いました。

小学校の用務員さんは当然のことをしただけですからね。
恨むことはできません。
しかし、先週の土曜日の透析の帰り、運転士さんから、
「月曜あたり、保健所がくるかもしれませんね」
と言う言葉をきいてから、まるにゃん土日月曜の中2日を亡霊のようになって過ごしておりました。
けど、中2日あけの火曜日、ミロさんも子猫もちゃんといつものとこにいたのです(*≧∀≦*)

「保健所、来なかったのかな?」(まるにゃん)
「月曜は……、保健所のやつらに追い回されるとことか見たくなかったから見てなかったんですけど」(運転士さん)
「えへ、捕まっちゃだめだよ、って念力で伝えといたからねぇ」
「あはは。頑張って逃げたんでしょうか」
うーん(`•ω•´)
まるにゃんねぇ、「今日帰りに全員連れて帰るっ∠(・`з´・)」とまで一瞬思いつめたんですけど、透析のあとにそんな暴挙に出るのも……とまぁ一応考え直したんですけども(。・ω・。)
で、昨日木曜日ですけども、
透析に向かうタクシーの中で、運転士さんから朗報が(*≧∀≦*)
「子猫、1匹捕獲したらしいです」
「えっ!」
「親子のおばあさんとおばさんがゆってました」

運転士さんからきいた話をまとめると。
月曜日(保健所が来ると言われていた日)老親子の娘さんの方が、小学校に乗り込んだ(笑)のだそうです。
「私たちで全部のネコを保護しますので、保健所は断ってください、お願いしますo(_ _)o ペコリ」
で、ミロさん一家は保健所に連れ去られるのは免れたのです。
で、それからというもの、ケージを持参で子猫捕獲に必死になっているのだけど、水曜日にやっと1匹捕獲しただけなんだとか。
まるにゃんですね、とりあえずネコたち全員、まるにゃん宅に連れてこようかと、本気で考えていたのです、じつは。
もしおばさんたちがそんなすばやい行動をしてくれていなければ、おそらく仲間を集めて全員捕獲大作戦を決行していたと思います。
だけど、小学校に直談判してくれたおばさんがいました(*≧∀≦*)
明日土曜日、子猫がまたさらに捕獲できたのかどうか、たぶん運転士さんから聞けると思うので楽しみです。

子猫たちがミロさんから離れれば、おそらくミロさんはまた自力で体力戻して、これまでのように生きていけますし。
のらねこですからね。
子猫が5匹とも成猫になるまで生き延びるのは難しいです。
だから子猫は里親さんのもとへいき、家猫として暮らすのがいちばんだと思うのです。
(人間のエゴですかね(。・ω・。)?)
できればまるにゃんとしては、もう少しミロさんに信頼を得るまで頑張って、仲良しになれたところで、ミロさんに避妊手術を受けさせたいと思っているのです。
次の発情までに間に合いますように、とお祈りするしかないのですけど。

老親子のお母さんの方と昨日の透析の帰りにお話できたのですが、
「今ね、娘が校長先生に中へ入る許可もらいに行ってるんよ。あとの子猫、今日も捕まえられるかわからへんけど」
「今から捕獲大作戦ですか?」(まるにゃん)
「そうそう(笑)」
まるにゃん、持ってきていたネコ缶の、朝あげた残りの半分以上あったのをお皿に全部あけ、ミロさんが食べていたのですが、
おばあさんが、一生懸命食べているミロさんの上から声をかけているのです。
「チビちゃんよかったなぁ」
「おいしいやろ」
「ありがとうは?」
「ありがとう言いなさい」
「おいしいなぁ」
「ありがとうは?」
「よかったなぁ、チビちゃん」

もうね、孫かなんかに話すように優しくね(。・ω・。)
すごく優しくミロさんに話しかけるのです。
まるにゃん思わず涙がドーっと出てしまいました。゚( ゚இωஇ゚)゚。

運転士さんも待っていたので、まるにゃん「子猫捕獲大作戦」を見ることはできずに立ち去ったのですが、
なんだかね、もう胸がいっぱいで(≧◡≦)
おばあさんたちにまかせておけばもう大丈夫、って思いました。
おばあさんが言うには、いったんおばあさん親子の自宅で保護するのだけれど、保護しながら子猫の里親を探していく、っていうことです。
里親募集を先にしようと思っていたら保健所に通報されちゃいましたからね。
保健所に収容されると、1週間で殺処分だという話でしたから、そりゃもうびっくりして慌てたんでしょうね。
ということで、ミロ一家のその後、また続きがあると思います。
ではまた。
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